高脂血症 サプリ

 

高脂血症とは?何が危ないの?

 

高脂血症とは簡単に言えば、血液中の脂質が異常に多い状態で、今は「脂質異常症」と呼ぶことが多くなっています。男性では40〜50代の中年に多く、女性の場合は閉経を迎えた50〜60代あたりから多くなります。

 

日本人の死亡原因の第1位はがんですが、続く心疾患や脳卒中といったものは、高脂血症が原因となっている動脈硬化が多くなっているとされ、こういった病気になる前に高脂血症の段階で改善することが求められています。

 

高脂血症といっても、脂質には種類がありますから、どの脂質が異常になっているのかで対策も変わってきますので、しっかり把握しておく必要があります。

 

血液中に存在する中性脂肪、コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸といった4種類の脂質のうち、中性脂肪とコレステロールが過剰になると血液をドロドロにし、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されるため、この二つの数値に着目します。

 

高脂血症の分類としては、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、高LDL(悪玉)コレステロール血症、低HDL(善玉)コレステロール血症と4つに分類します。簡単に言えば、コレステロール全体が多い、中性脂肪が多い、悪玉コレステロールが多い、善玉コレステロールが少ないといった問題の種類があることになります。

 

これらはいずれも動脈硬化を進行させ、時には命にも関わる重大な病気を招くリスクがありますから、早めに対策をすることが肝心です。

 

高脂血症の原因は何なのか

 

高脂血症は怖い病気として認識されていますが、どのような原因で起こっているのでしょうか。高脂血症はつまりは血液中の中性脂肪やコレステロールが多くなっている状況ですが、単純に脂質の過剰摂取ということだけでなく、遺伝や加齢の影響、性別、生活習慣、病気なども原因になります。

 

たとえば家族や親族に高脂血症の方がいると、発症リスクが高いことがわかっており、遺伝が原因で起こる高脂血症は家族性高脂血症と言います。これは遺伝的に悪玉コレステロール(LDL)の処理機能に異常があるために発症するとされ、比較的若いうちから問題になりやすいタイプです。

 

また年齢を重ねると体内のコレステロールの分解機能が衰えるために高脂血症の発症リスクが高まります。

 

性差もあり、女性の場合は、女性ホルモンのエストロゲンが脂質代謝を調整しているのですが、加齢と共に分泌量が減っていくため中性脂肪やコレステロールが増加しやすくなります。

 

高脂血症の最も大きな原因とされているのが生活習慣の乱れで、過食はもちろん、運動不足、喫煙、アルコール、ストレス、睡眠不足なども原因になります。

 

糖尿病、肝臓病、甲状腺疾患、腎臓病などの病気は中性脂肪とコレステロールを増やしやすく、そのために高脂血症のリスクも高まります。合併症が生じると病気の治療も優先順位をつけて行わねばならず、治療も難しくなり、また長期化は避けられません。ただ、原因になっている病気が特定されているなら、その病気を治療することによって他の病気も治ることが多いです。

 

高脂血症を改善するには?

 

高脂血症に良い食事

 

高脂血症の治療においては食事療法が行われることもあります。食事療法においては、中性脂肪とコレステロールの数値を改善するためという目的は変わりませんが、高脂血症の進行状況や原因、他の持病の有無などに応じて進め方が変わってくるので、いつも同じとは限りません。

 

基本的には、エネルギー量を適正にしていきます。しかし、肥満が問題になる場合には、摂取カロリーよりも消費カロリーが多くなるように調整するようにします。

 

自分の適正な一日の必要エネルギー量というのは、『標準体重×活動量』または『標準体重=身長(m)×身長(m)×22』といった計算方法があります。

 

また、高脂血症の人は偏食気味な人が多いため、できる限りバランスの良い食事内容になるように意識します。どこからどのようにカロリーを摂取するのかというのも大切なことですし、ミネラルやビタミンといった栄養も大切です。

 

高脂血症の原因はもちろん脂質なのですが、脂質中のコレステロールを増やす原因になる動物性脂肪には特に注意する必要があります。肉の脂身や乳製品が好きという人は気をつけましょう。

 

また、悪玉コレステロールが酸化すると動脈硬化の原因となりますから、できる限り抗酸化作用のある成分を摂取して活性酸素の発生やダメージを抑えましょう。ビタミンCやビタミンE、野菜や果物に多いポリフェノール類を摂取することが肝心です。 必要なら健康食品やサプリメントを利用するのも良いでしょう。

 

高脂血症に効果的な運動

 

高脂血症の治療においては、肥満の解消と基本的に同じように考えます。そのため、食事療法と一緒に運動療法を薦められるケースも多いです。

 

運動をすると、血行が改善されますから、血液中の脂質の排出が促されるようになります。また、筋肉がつくと基礎代謝が向上するため、体のエネルギー消費が進み、糖質や脂質がエネルギーとして多く利用されるようになりますから、自然と血液中の中性脂肪やコレステロール濃度が下がっていくのです。

 

運動療法とはいっても、強度の高い運動よりも、強度の低い有酸素運動を毎日定期的に行うことが大切です。

 

有酸素運動は、酸素を体内に取り入れつつ行うことができる運動で、脂肪の燃焼を効率的に行うことができます。運動が慣れている人ならジョギング、慣れていない人ならウォーキングがおすすめです。20分〜30分以上行っていれば脂質の燃焼が始まると言われていますので、それより少し長い時間をひとつの目安にしてください。

 

高脂血症を改善することが目的であれば、運動は毎日行うのが理想ですが、難しい場合は2日に1回でも良いので行ってみましょう。運動をしない日は、エレベーターではなく階段を使う、少し遠回りして歩いて帰るなど、ちょっとした生活の中で運動量を増やす工夫をしてみてください。

 

運動療法は健康効果も高く、多くの生活習慣病に効果を発揮します。毎日行うことで、体力もついてメリットが大きいので、無理のない範囲で継続的に行いましょう。

 

高脂血症が招く病気が恐い話

 

高脂血症というのは怖い病気だといわれますが、実はこれ自体は無症状で、自覚症状はほとんどありません。ですから、別名を「沈黙の病」とも言われています。

 

しかし、それなら何が怖いのでしょうか?

 

一応、高脂血症の症状らしいものとして、皮膚にコレステロールが沈着することでこぶ状のものができたり、角膜にコレステロールがたまって黒目の上下に三日月形の角膜輪が発生する場合があると言われています。

 

しかし、本当に怖いのはそれらではありません。高脂血症が進行することによって生じる多くの合併症が非常に恐れられているのです。

 

その中でも特に怖いのが動脈硬化です。動脈にコレステロールが付着していって、動脈硬化を生じさせることがあります。動脈硬化は、血液の通り道が狭くなってしまい血流を悪くし、また血管そのものが硬くなることで傷みやすくなります。そこから高血圧、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、脳出血などの重大なリスクが高まってしまいます。

 

また、合併症として高血圧と糖尿病も多く見られ、動脈硬化や心筋梗塞、またその他の様々な病気にもつながりやすいという困った症状を招いてしまいます。合併症が増えるに従って、治療もより難しくなってしまいます。

 

ですから、高脂血症は多くの合併症の入口として非常に恐れられているのです。症状がないからと甘く見ていると、知らないうちに進行して重大な事態になっていることもありますから気をつけてくださいね。

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